一般社団法人 日本自閉症協会 が、内山登紀夫先生の動画を作って YouTube で配信して下さっています。これを見ると少しは落ち着けると思います。初めて関わる支援者さんにも役立つと思います。
①診断を受けた親御さんにまず伝えたいこと
②親御さんがした方がいいこと、しなくてもいいこと
③自閉症を理解する
動画内のスライドをテキスト化しました。
③自閉症を理解する
◯子どもにとって意味のある世界にする
自閉症の子どもは学び方や理解の方法が多数派の子どもと違うために
- 小さい時から
- 自分の周囲の世界が
- 理解しにっくいことや辛いことがあり
不安になりやすい
疲れやすい(エネルギー不足)
◯不安・エネルギー不足になると
- 登園・登校したがらない
- 苦手なことを(さらに)避ける
- イライラして怒りっぽくなる
- ふざける
- 寝てしまう
→子どもに要求すること、環境を変えてみる
◯自閉症の子どもによく見られる長所
- 同じことをしたがる、いとわない
- あいまいなことより、明確なことのほうが好き
- 全体より細かいところに目が向く
- 記憶力が良い
- 絵や文字に関心が強い
◯よくある苦手なこと
- 全体の状況をとらえる
- 言葉の指示を理解する
- あいまいなこと
- ざわざわした状況
- 予想と違うこと
- 特定の感触とか臭い、味など
※細かいところに注目してしまう例
◯したほうが良いこと
- 子どもが得意なこと、好きなことは何か?
- 子どもが何をしているときがハッピーそうか?
- 苦手なことは何か?
- つらそうなときは、どういう時か?
(を探して)なるべくハッピーな時間を増やしてあげて、つらそうな時間を減らしてあげる
◯一見、「わがまま」とか「しつけの問題」??
- 食べるものが限られている
- 予定と違うと泣いたり怒ったりする
- 一人で遊ぶほうを好む
→これらは生まれつきの「個人差」かもしれません(誰のせいでもありません)
「わがまま」でも「しつけの問題」でもありません
※個人差が大きい
◯コミュニケーションのサポート
- なるべく短い言葉で明確に指示する
- 絵や写真、文字などの視覚を使う
動画の紹介「自閉症理解のポイント」
④親御さん自身のメンタルケア