• なぜこの子は言うことをきかないんだ!
  • なぜこの子はこんなわけのわからないことをするんだ!

 こう思えてイライラしてしまったり、怒ってしまったりすることが多いかもしれません。しかしお子さんにとって周りがどう見えているのか、聞こえているのか、感じているのか、そういうことがわかると、「ああそうだったんだな」と納得できるかもしれません。

 そんな、お子さんからの周囲の見え方、聞こえ方、感じ方、考え方のことを「特性」と呼んでいます。

 お子さんの特性がわかり、お互いのコミュニケーションの方法がわかれば、ニコニコできることも増えてくるかもしれません。おめめどう®では「目をサンカクにしないでまあるい目で」というふうに言います。
(注。いつもニコニコしている必要なんてないと私は思っています。特にニコニコもしていない普通の顔、無表情な顔でも目をまあるくすることはできますしね。)

 とりあえずの具体的方法は「まずはこれを見て落ち着こう」の「③自閉症を理解する」の中で内山登紀夫先生がおっしゃっている

などをやってみることをお勧めします。なお「視覚を使う」では「絵や写真、文字」の他に具体物(例えば「外に行く」時に「靴(そのもの)を見せてあげる」とか具体物もいいですね。

 なお、私は「特性(の中でも一般的な特性)」を知るためにこんなものを作っています。

初めて支援を始める福祉職や特別支援教育担当教師向け「自閉スペクトラム症」の説明チラシ(A3版)

  「紙1枚に全部入っていること」を目指しましたので A3 サイズになってしまい、ご家庭では印刷しにくいかな?
 下からもダウンロードできるようにしています。表記は Word となっていますが、PDF ファイルです。